2007年度 年間決算説明会 質疑応答(要約)

Q 2007年度決算を振り返って、どのような感想を持っていますか。
A 「破壊と創造」の期間を経て、2006年度に営業利益率5%を達成した後、全従業員が一致団結しました。成長にフェーズチェンジしようという全従業員の想いが日々の経営活動に直結したと考えています。数字そのものよりも、従業員の成長へのフェーズチェンジを実感しています。
Q 2008年度は、JVCおよび為替の影響を除いた実質ベースで前年比7%増、金額で約6千億円の増収を目指すとのことですが、国内や北米での増収増益は難しいのではないですか。
A 例えばAVC事業については、プラズマをはじめ主要な商品の北米における垂直立ち上げや商品力が大手量販店に改めて見直されており、直近では順調な注文をいただいています。このほかにも、2008年度は北京オリンピックという最大のビジネスチャンスも控えているほか、中近東やロシアなどの新興国市場では、103インチのプラズマテレビの販売が大きく伸長するなど順調に推移しており、あまり悲観的になる必要はないと考えています。
Q 2008年度の見通しでは、為替の影響や原材料価格の高騰による利益の悪化を合理化でカバーするとのことですが、鋼材価格の値上げによる影響と製品価格への転嫁についてどのように考えていますか。
A 原材料価格については、今年度の事業計画に織り込んでいますが、想定していたより厳しい点があるのも事実です。しかし、競争が厳しい電機業界では、最終製品への価格転嫁は容易ではありません。価格が上がる原材料があれば、消費量を削減するなど、原材料価格の高騰を上回るコストダウンについて知恵を結集して進めていかなければならないと考えています。
Q 2008年度は海外事業で前期比12%の増収を計画していますが、牽引役となる地域を具体的に教えてください。
A 北米では商品ラインアップの整備が進んだことで、業績が立ち直りつつあります。欧州では全般的に景気の先行きに厳しさを感じていますが、英国、ドイツ、フランス、あるいは一部東欧も含め、二ケタ増販に向けて好調なスタートを切っています。海外二桁増販はバランスよくグローバルなレベルで見込めると考えています。
Q 1年前に、戦略的なテーマを練り上げる組織として「ものづくりイノベーション本部」を設置しましたが、この1年間の成果を教えてください。
A 「ものづくりイノベーション本部」については、2007年度は、「マニュファクチャリング部会」、「Vプロダクト部会」、「グローバルマーケティング部会」、「マネジメント部会」の4つの部会に分かれて推進し、それぞれ成果をあげましたが、最大の収穫は4つの部会が相互に連携し、シナジー効果を生み出すようになったことです。2008年度は、従来「Vプロダクト部会」にあった「新規事業創出プロジェクト」を「新規事業創出部会」として独立させ、5部会制として推進していきます。
Q 2007年度の薄型テレビの販売台数(出荷ベース)が当初計画を下回った理由を教えてください。
A 液晶テレビでは、パネルが思うように調達できなかったことがあげられます。プラズマテレビについては、収益を考えた上でのパネルの数とインチのモデルミックスを心がけた結果、台数ベースで当初の想定を下回ることとになりました。しかし、サイズの大型化やビエラリンクの効果などにより、薄型テレビの売上は、金額ベースでは計画を達成しました。
Q 液晶パネルの調達について2008年度の見通しを教えてください。
A 2007年度よりは多少緩和されると思いますが、引き続き厳しい状況に変わりはないと考えています。

免責条項:将来見通しに関するリスク情報

本説明会および説明資料には、松下グループの「将来予想に関する記述(forward-looking statements)」(米国1933年証券法第27条Aおよび米国1934年証券取引法第21条Eに規定される意味を有する)に該当する情報が記載されています。本説明会および説明資料における記述のうち、過去または現在の事実に関するもの以外は、かかる将来予想に関する記述に該当します。これら将来予想に関する記述は、現在入手可能な情報に鑑みてなされた松下グループの仮定および判断に基づくものであり、これには既知または未知のリスクおよび不確実性ならびにその他の要因が内在しており、それらの要因による影響を受けるおそれがあります。かかるリスク、不確実性およびその他の要因は、かかる将来予想に関する記述に明示的または黙示的に示される松下グループの将来における業績、経営結果、財務内容に関してこれらと大幅に異なる結果をもたらすおそれがあります。松下グループは、本説明会および説明資料の日付後において、将来予想に関する記述を更新して公表する義務を負うものではありません。投資家の皆様におかれましては、1934年米国証券取引法に基づく今後の米国証券取引委員会への届出等において松下電器の行う開示をご参照下さい。
なお、上記のリスク、不確実性およびその他の要因の例としては、次のものが挙げられますが、これらに限られるものではありません。かかるリスク、不確実性およびその他の要因は、当社の有価証券報告書にも記載されていますのでご参照下さい。

  • 米国、欧州、日本、中国およびその他のアジア諸国の経済情勢、特に個人消費および企業による設備投資の動向
  • 多岐にわたる製品・地域市場におけるエレクトロニクス機器および部品に対する産業界や消費者の需要の変動
  • 為替相場の変動(特に円、米ドル、ユーロ、人民元、アジア諸国の各通貨ならびに松下グループが事業を行っている地域の通貨または松下グループの資産および負債が表記されている通貨)
  • 急速な技術革新および変わりやすい消費者嗜好に対応し、新製品を価格・技術競争の激しい市場へ遅滞なくかつ低コストで投入する松下グループの能力
  • 松下グループが他企業と提携・協調する事業の動向
  • 多岐にわたる製品分野および地域において競争力を維持する松下グループの能力
  • 製品やサービスに関する何らかの欠陥・瑕疵等により費用負担が生じる可能性
  • 第三者の特許その他の知的財産権を使用する上での制約
  • 諸外国による現在および将来の貿易・通商規制、労働・生産体制への何らかの規制等(直接・間接を問わない)
  • 松下グループが保有する有価証券およびその他資産の時価や有形固定資産、のれんなどの長期性資産および繰延税金資産の評価の変動、その他会計上の方針や規制の変更・強化
  • 地震等自然災害の発生、その他松下グループの事業活動に混乱を与える可能性のある要素