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IR情報 アニュアルレポート2004

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セグメント別事業概要と成長戦略 AVCネットワーク
本社 R&D部門 技監 大嶋光昭
一瞬のひらめきを追い続けて6年
決して諦めなかった「手振れ補正技術」の実用化
 それは24年前のこと。入社5年目の私が開発していた物体の微細な回転運動の角速度を測定する新技術「振動型ジャイロ」は、デモンストレーションの失敗などもあって、プロジェクトが中止となってしまいました。しかし、気分転換にと出かけた海外旅行で私に大きな転機が訪れました。
「手ぶれ補正技術」概略図
 実用化されたばかりの民生用ビデオカメラを持っての旅行。運転する私の横で、助手席の友人が訴えます。「手振れがひどくて、うまく撮影できない。」ふと見ると、彼の上半身は腰を軸に回転運動をしていました。「そうか!手振れは回転運動なんだ。それなら振動型ジャイロで検出できるはずだ!」その一瞬のひらめきが、その後の開発の原点となりました。
 ビデオカメラの小型・軽量化が進めば、手振れもひどくなる。そうなれば手振れ補正技術は絶対に必要だ――この信念は、その後の数え切れない失敗やプロジェクトの中止にあっても揺らぐことはありませんでした。
 そしてあのひらめきから6年後の1988年、当社は手振れ補正機能を搭載した世界初のビデオカメラを北米市場で発売し、大ヒット。2003年11月には、コンパクトタイプのデジタルスチルカメラに世界で初めて手振れ補正機能を搭載した「DMC−FX1/FX5」を発売しました。
 「これぞ誰にも真似のできないブラックボックス技術だ。」私は、技術者としての誇りを胸に、すべてのカメラに手振れ補正機能を搭載させるまで、さらなる小型化に向けた開発を続けています。
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