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取引所公開リリース

2004年11月29日

松下電器産業株式会社
松下電工株式会社

産業機器関連分野の事業再編について



 松下電器産業株式会社(社長 中村邦夫、以下松下電器)は、松下グループのドメイン体制強化と松下電工株式会社(社長 畑中浩一、以下松下電工)とのコラボレーションに連動し、産業機器関連事業の強化を図るために関連事業の再編を行い、本分野における松下グループトータルとしての更なる成長の実現と発展を目指して参ります。
 松下電工は、これらの再編に伴い、非住宅分野における電材事業の更なる強化と効率的な事業展開を図ります。

【事業再編の主な実施内容】

  1. 高圧受配電設備・中央監視盤事業を松下電工へ統合
     松下産業情報機器株式会社(以下、松下産業情報機器)の高圧受配電設備(キュービクル)事業と、松下電工の非住宅建物の低圧受配電設備(電設盤)事業を、松下電工が新設する子会社へ移管し、松下グループ内の配電盤関連事業の一元化を図ります。また松下産業情報機器のビル・工場などの中央監視盤事業を松下電工へ統合します。
     
  2. 情報機器事業をパナソニック コミュニケーションズ株式会社へ統合
     松下産業情報機器のカード決済端末、バーコードリーダ、RFIDなどの情報機器事業、並びに松下電器パナソニック システムソリューションズ社(以下、PSS社)のカード決済端末の開発・製造機能を、パナソニック コミュニケーションズ株式会社(以下、PCC)へ統合します。
     
  3. 松下産業情報機器の子会社を松下溶接システム株式会社の傘下へ移管
     松下産業情報機器の子会社(加賀松下電器株式会社(以下、加賀松下)、松下産機システムエンジニアリング株式会社(以下、MISEC))を松下溶接システム株式会社(以下、松下溶接システム)の傘下へ移管します。

 上記の統合・移管の後、松下電器は松下産業情報機器を吸収合併します。
 今後は、これらの事業再編により、事業の強化と成長の加速を図って参ります。

【実施予定時期】

2005年4月1日
但し、キュービクル事業の松下電工の子会社への移管と、中央監視盤事業の松下電工への移管は2005年3月31日



【報道関係お問い合わせ先】

松下電器産業株式会社 広報グループ (大阪)06-6908-0447
                                  (東京)03-3436-2621
松下電工株式会社     広報部       (大阪)06-6909-7187
                                  (東京)03-6218-1166

【事業再編の詳細内容】

  1. 高圧受配電設備(キュービクル)・中央監視盤事業を松下電工へ統合
     現在、キュービクルを松下産業情報機器、低圧の受配電盤設備(電設盤)を松下電工で製造・販売を行っております。また、ビル・工場などの電力管理や空調管理を行う中央監視盤事業については一部重複しておりました。
     この度、松下電器・松下電工コラボレーションの一環としてこれらの事業を統合致します。松下産業情報機器のキュービクル事業と、松下電工の電設盤事業を、松下電工が新設する(05年1月中旬予定)子会社へ移管致します。これにより電材事業の基幹商材であるキュービクル・電設盤事業を一体化し、キュービクルと電設盤の一括販売など低圧から高圧までの総合盤メーカーとして相乗効果を図って参ります。
     また松下産業情報機器のビル・工場などの中央監視盤事業は松下電工本体へ統合し、同社の情報機器事業分社セキュリティ・BAS事業推進部で効率的な事業展開を図ります。
     
  2. 情報機器事業をPCCへ統合
     情報機器事業分野では、PCC、松下産業情報機器、PSS社がそれぞれ関連商品の開発・製造・販売を行っております。この度、松下グループのドメイン体制を徹底し、事業重複を解消してさらなる事業の発展と競争力の強化を図ります。
     松下産業情報機器のカード決済端末、バーコードリーダ、RFIDなどの情報機器事業、並びにPSS社が担当していたカード決済端末の開発・製造機能をPCCへ移管します。特に、成長が期待されるRFIDでは、非接触ICカードリーダ、無線タグリーダ、応用システムについて商品化を加速します。
     併せて、松下産業情報機器の子会社であるMISECが担当している物流システム事業をPCCの子会社へ移管します。
     これらの再編により、今後成長の期待されるRFIDや新規商品の開発力を強化すると共に、シナジー効果による製造力・購買力・営業力強化を図って参ります。
     
  3. 松下産業情報機器の子会社を松下溶接システムの傘下へ移管
     松下産業情報機器の子会社である、溶接関連製品の製造拠点である加賀松下と、トンネル換気制御・上下水道処理場等の公共機電事業を担当するMISECを、松下溶接システムの傘下へ移管します。
参考(1)

●移管事業と移管先 (契約締結予定日:2005年2月初旬)
  事業部門 統合スキーム 売上
(03年実績)
移管事業 移管先
(1) キュービクル 松下電工 (情報機器事業分社)の新設子会社 営業譲渡 約34億円
(2) 中央監視盤 松下電工 情報機器事業分社 セキュリティ・BAS事業推進部 営業譲渡 約8億円
(3) 電設盤(松下電工) 松下電工 (情報機器事業分社)の新設子会社 会社分割 約132億円
(4) 情報機器 PCC デバイスカンパニー 会社分割 約88億円
(5) カード決済端末 (PSS社) PCC デバイスカンパニー 資産譲渡 約3億円
(6) 物流システム (MISEC) PCCの子会社 営業譲渡 約7億円
(7) 加賀松下、MISEC 松下溶接システム 会社分割
※なお、事業再編の方法については現時点での予定であり、今後引き続き協議し、変更する可能性があります。

参考(2)

移管イメージ

参考(3)

●語句説明
「キュービクル」:高圧受配電設備の名称。電力会社より高圧受電するための機器および変圧器、コンデンサ、その他の保安装置を一つに収めたもの。
1960年に松下電器が初めて工業化し販売。

「電設盤」:非住宅建物の低圧配電路における「電灯分電盤」「動力制御盤」等の総称。配線用遮断器、漏電遮断器等の電路又は負荷の保護機器をキャビネットに収納したもの。
1959年に松下電工が初めて標準品として工業化し販売開始。
(参考)「電設盤」は一般用語ではなく「住宅盤」と区分するための造語。

「中央監視盤」:ビル、工場の電気、空調、給排水、エレベータ設備等の機器を、遠隔で制御監視するシステム。

「RFID」:(Radio Frequency IDentification)ICタグと呼ばれるメモリに記録された情報を、無線通信によって読み書きする技術。

「物流システム」:バーコードやRFIDを応用し、工場や倉庫で入出荷、検品、配送、在庫管理など、一つ一つの物品の流れをトータルに管理するシステム。